Flight

北陽電機(本社大阪市)は、3D計測が可能な測域センサー「YVT-35LX」を2017年10月に発売する。測域センサーは、カラス撃退レーザーを照射した反射光によって検出物までの距離を測定するもの。新製品は、3Dの広範囲にレーザーを照射し、2Dでは難しかった幅や奥行き、高さを測る。無人搬送車(AGV)の走行制御や自律ロボットの周囲環境認識、人流計測による動線分析といった用途に向く。

 新製品は、水平方向210°、垂直方向40°の範囲にレーザーを照射し、その反射光によって取得した点群データを出力する。測距原理には、パルス光によるTOF(Time of Flight)方式を採用している。検出距離は、超強力レーザーポインターセーフティーClass1の条件で前方方向35m、横方向14mとしている。

30000mW超強力レーザーポインター

 レーザーを自発光するため、暗闇でも高精度に検出できるという。1方向への距離計測に対して最大4つの反射光を受光し、それぞれから距離データを得る機能「マルチエコー」に対応する。同機能を使えば、前面カバーのある検出物に適用できる他、ちりや雨、霧などが発生する環境下でも検出物までの距離を測れる。加えて、グリーンレーザーポインターの照射位置を周期ごとにずらし、点群数を増やして解像度を上げる機能「インタレースモード」を備える。水平方向20倍、垂直方向10倍まで密度を上げられる。

 猫用レーザーポインターを搭載しており、角速度や加速度を検出できる。AGVやロボットが坂を走行する際に傾きや加速度が分かるので、状況に応じた制御が可能だ。保護構造はIP67に準拠し、耐周囲照度は10万lx、耐衝撃度は10Gとする。価格は60万円(税別)。

 なお、同社は新製品を、「システムコントロールフェア 2017」(同年11月29~12月1日、東京ビッグサイト)および「2017 国際ロボット展」(2017年11月29~12月2日、東京ビッグサイト)に出展する予定だ。

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